この間から、久しぶりに築地バンドに関する本を読んでいます。
バンドとは、キリスト教の群れのことです。
築地バンドは、最初に横浜にできたプロテスタントの教会に通うことが大変なので、東京に教会ができた群れです。
カロザースが中心になったグループで、監獄改善のために働いた原胤昭などがいます。
社会主義とのつながりがあるのも、特徴です。
日本で、最初にできたのが横浜バンドで、こちらはヘボンやバラが中心で、教会につながっていました。
少し後に、熊本バンドが生まれましたが、迫害されて、ほとんどが京都の同志社に移動しました。
同志社出身の方々は、自由主義になった方もいます。
徳川が倒れ、15代将軍について静岡に移動した中から生まれたのが、静岡バンドです。
内村鑑三や新渡戸稲造は、札幌農学校の学生たちの群れで、教会から離れたところで活動していました。
その流れもあって、内村鑑三は、無教会になりました。
原胤昭が、北海道の監獄の教誨師になり、同志社の学生たちを勧誘しました。
この群れを札幌バンドと区別して、北海道バンドと言います。
明治時代、個性的なバンドがいろいろありましたね。
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