2016年10月28日金曜日

エリザベス・サンダースホーム





NHKの大河ドラマ「龍馬伝」に出てい三菱財閥の創始者岩崎弥太郎の孫に、外交官と結婚した沢田美紀と言う方がいます。
彼女は、クリスチャンで第二次世界大戦後、アメリカ人との混血の子供たちの孤児院を作った方です。
大磯にある孤児院「エリザベス・サンダースホームに私も見学に行った事がありますが、納骨堂にキリシタンの遺物がたくさん飾ってあります。
その中には、沢田さんが長崎で手に入れた、鏡に光をあてると十字架が浮かぶ仕組みになった魔鏡もありました。
昔、NHKが取材に来た時は、十字架は浮かび上がらなかったと係りの方からお聞きしました。
これは、「隠れキリシタン鏡」と言って二重の鏡の中に刻まれた太めのキリストが反射光では、すらりとしたキリスト像になる仕組みで、現代では作るのが難しいそうです。
江戸時代にたくさんこのような仕掛け鏡が造られたそうですが、私は写し出された十字架の写真をいただきました。
この沢田さんは、戦後、電車に乗っていた時、荷物が網棚から落ちてきて、その中に赤ん坊の死体が入っていたので、彼女のものではないかと疑われました。
もちろん疑いは晴れますが、その時「もし、お前がたとえ一時でもこの子の母親とされたなら、なぜ日本中のこういう子供たちの母親になれないのか」と言う神様からの語りかけを聞くのです。
そして、彼女は、その召しを受け取り、孤児院「エリザベス・サンダースホーム」を立て上げ、多くの混血の孤児たちを助けたのです。
プロテスタント史の中に、少し描いています。

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